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チームで協力して音の作品をつくる『紙で作曲~自然の音を奏でよう~』

チームで協力して音の作品をつくる『紙で作曲~自然の音を奏でよう~』


公開日
2024年5月14日
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今回は、環境音に焦点を当てた「サウンド・エデュケーション」についてご紹介します。音楽というと、苦手意識のある方がいらっしゃいますが、音楽を「音」と捉えれば、だれでも楽しく遊べるレクリエーションだということが実感いただけます。

あそぶ人数
あそぶ人数
制限なし
使う時間
使う時間
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ねらい

身の周りのものを楽器に見立て、イメージした音を出す楽しさを味わえます。仲間と協力して作品を創作する楽しさ、各グループの作品を鑑賞することで、様々な音や音の出し方、表現方法に気づき、互いの良さを認め合えます。

やり方

(1)支援者は1グループに10枚程度のチラシを用意します。

(2)4~5人のグループをつくり、輪になって座ります。各グループの代表はメンバー1人に対し2~3枚チラシが渡るよう、選んで持っていきます。

(3)支援者はチラシを振ったり、はじいたり、まるめたり、破るなどし、紙(チラシ)の扱い方でいろんな音が出ることを参加者へ伝えます。

(4)ウォーミングアップとして、各グループの代表から時計回りに、1枚のチラシを使って音を出したら渡していくというゲームをします。ここで大切なのは「前の人とちがう音を出す」ことです。

(5)チラシからいろいろな音が出ることを参加者が理解したら、支援者は自然の音をテーマとしたお題をグループごとに出し、制限時間(10~15分)の中でチラシから出る音を使ってお題を連想させるような音の作品を作ってみるよう提案します。 
お題の例)「雨」「台風」「そよ風」「落ち葉」など

(6)できあがったら各グループの作品を鑑賞し合い、感想などを言い合って楽しみましょう。どのグループの作品が気に入ったかな?

チームで協力して音の作品をつくる『紙で作曲~自然の音を奏でよう~』(2-1)

やってしまいがちな失敗

『表現が難しいお題はNG』
レクを盛り上げようとして、インパクトのあるお題を選んでしまいがちですが、それはNG。想像がつきやすいものを選んで、表現のバリエーションを引き出すようにしましょう。また、作品は30 秒〜1 分で完結するよう、時間設定をするのも大切です。

こんな風に進めよう

『他のグループの発表時は静かに』
自分のグループの発表が終わったら私語が出てしまうケースがあります。それぞれの発表の時は目を閉じるようにすると音に集中しやすくなります。あえて共通のお題を出し、聴き比べしてもGOOD !

チームで協力して音の作品をつくる『紙で作曲~自然の音を奏でよう~』(4-1)

盛り上げるコツ

『発表を録音しよう』
発表時の音を録音し、あとでもう一度聴き返してみましょう。奏でたグループも自分たちの作品を客観的に聴くことができ、気づきや聴く楽しさをさらに実感できます。


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